皆さんこんにちは。
トレーディングポスト青山本店は広い空間でゆったりご覧いただけるのが自慢です。
この広さを活かし、店の奥にはビリヤード台まであります。
(なぜ? という質問はこの際なしで……)
そのビリヤード台には今回ご紹介するイタリア・イギリスのビッグネームが鎮座しています。
まずはイタリア、『ストール・マンテラッシ』(以下 マンテラッシ)。
1912年、フィレンツェで創業した『マンテラッシ』。
クラシコイタリアを代表する靴として、知る人ぞ知るイタリアの名門です。
そして『ガジアーノ&ガーリング』(以下 ガジアーノ)。
2006年創業と新参ではあるが高い技術力と卓越したセンスで
一気に靴ファン注目の的となりました。
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今回は両ブランドの同デザインを比較する事で
それぞれのフィロソフィーを感じて頂けたらと思います。
では早速見てみましょう。
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥226,800(税込)
- 素材:Master Crust
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥162,000(税込)
プレーンなデザインはラストのシルエットを堪能するのに最適です。
イタリア靴は派手とお思いの方も多いのですが
こうして見ると『ガジアーノ』の方がエッジの効いたトゥラインです。
『マンテラッシ』はもともとヨーロッパの伝統デザインであるスクエアトゥを得意としていますが
若干ソフトな印象のスクエア(今は知らないのですが、『マンテラッシ』では
そのシルエットをかつて[アヒルの口]と呼んでいた)がよく見受けられます。
・ ・ ・ ・ ・ ・
- 素材:Calf
- 色:Midnight Blue
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥226,800(税込)
- 素材:Master Crust
- 色:Dress blue
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥135,000(税込)
『ガジアーノ』といえばサドルを捻ったこの[アンティーブ]が有名です。
スキンステッチを多用した、テクニック的にもレベルの高い一足です。
一方『マンテラッシ』、やはりモカ縫いのステッチワーク巧みです。
素材のチョイスと相まって実に輝かしく美しいローファーに仕上がっています。
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- 素材:Calf
- 色:Vintage Oak
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥205,200(税込)
- 素材:Master Crust
- 色:Redbrown
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥140,400(税込)
『ガジアーノ』はロングノーズが特徴である[Deco]と呼ばれるシリーズのモデル。
すっきりとしたバックルなど細部も抜かりなし。
スマートなモンクストラップが欲しければこちらでしょう。
『マンテラッシ』はムラ感あるアッパーの仕上げや台形(?)のバックルなど
ラテンらしい遊び心溢れる一足です。