『一番履きやすいラバーソールを作りたい』
「究極のラバーソール」と銘打ち去年の12月から販売を開始したユニオン・ロイヤル製の新型ラバーソール。
販売開始直後から反響を頂き、有り難い事にリピーターのお客様も増え始めています。
「究極のラバーソール」とは”雨の日が待ち遠しくなる靴”。
雨の日に履きたくなる拘りポイントが『機能的なアッパー』と『圧倒的な履きやすさ』。
雨靴だからと妥協はしません!!
『機能的なアッパー』
雨のストレス…… それは雨が染み込む事ではないでしょうか?
そこで開発したのが“鞣しの段階で撥水加工を施した”「ユニオン・ウォータープルーフ・レザー」。
撥水剤を革の中に”添加”させた状態になっているので水が染み込まない!!
勿論、審査機関による”湿性試験の基準もクリアー”しています。
構造上アッパーと底材の隙間やステッチがある為、完全防水とは唱えませんが、強い雨位なら問題なし!!
梅雨時期の強い味方になってくれるはずです。
このアッパー素材、もう一つのポイントが通常のカーフ同様の扱いが出来る事。
後付けの撥水加工ではないので、クリーナーで撥水効果が落ちる事が無く、通常のケアが出来ます。
ガラス仕上げの様な表面加工でもないので、経年による劣化の心配もありません。
キメ細かな革を使用しているので、クリームやポリッシュのノリも良く、ケアをしながら長くご使用いただけます。
『圧倒的な履きやすさ』
『圧倒的な履きやすさ』の要である、木型『S61』
人間本来の足型に近付ける為“前方の中心線”と“踵の中心線”を分け、
“甲の内側にボリュームを持たせ外側を削った、左右非対称”な設計になっています。
足型に近い立体感を持たせる事で、より自然なホールド感を作り出します。
これだけ立体的にしてしまうと、職人さんは大変です。
中心線が真っ直ぐではないので、釣り込みの中心を決める事が難しく、そこには”熟練の経験”を要します。
土踏まずの絞り込みも強く、機械だけでは釣り込めない為、土踏まずは”手作業で釣り込み”ます。
腕の良い職人さんを多く抱えているユニオン・ロイヤルだからこそ実現した靴でもあります。
余談ですが、手作業が増えた事もあり、職人さんが腱鞘炎気味だそうです……。
靴着用時の一番のストレスと言えば”小指の当たり”や”指先の圧迫感”。
理想としては、着用時に“指先が素足の状態”を保てればストレスを感じません。
そこで、指先にゆとりを持たせる為に、“小指部分の膨らみ”を強く持たせました。
小指部分の膨らみが体重を乗せた際に外に広がる小指の“逃げ場”となり、ストレスを軽減してくれるのです。
もう一つ、フィッティング時の大きなストレスと言えばヒールのホールド感。
日本人は、欧米人に比べ“踵骨が小さい”事が踵抜けの大きな原因となります。
そこで、ヒールカップの形状を日本人の骨格に合わせて設計。
自然なホールド感を意識し、“踵全体を包み込む”為にヒールの形状に丸みを持たせました。
底材は、お馴染みの英国ハルボロラバー社のスタッドソール(通称ダイナイトソール)を使用。
ラバーソールの中でも物持ちに定評があり、雨の日は勿論、歩行距離が長い方にもお勧めの底材。
グッドイヤーウェルト製法なので底面のステッチから内部に水が浸透する事がありません。
見た目のボリューム感も抑えられるのでラバー特有の野暮ったさが無い事もポイントの一つ。
*DARK BROWNは、通常のカーフです。
↓靴の全容、詳しくはこちら!!
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如何でしたか?
トレーディングポストとユニオン・ロイヤルの英知を終結させた渾身の1足。
是非、お試しください。