皆さんこんにちは。
7回に渡ってお送りする“各店舗がレコメンドする新作オススメのアイテム”、第一弾は京都店からクロケット&ジョーンズのオススメのアイテムをご紹介致します。
1900年代初頭のモデルが現代に蘇る。クロケット&ジョーンズ アーカイブコレクション
4月に発売したクロケット&ジョーンズの[アーカイブコレクション]は我々店頭スタッフにとってもワクワクする新作です。1900年~1950年にかけて生産されていたクロケット&ジョーンズのシューズをベースに、ハンドグレード仕様や現代のラスト357で作り上げたまさに”進化するクラシック”なコレクションなのです。
【マニアックなU型ウイングチップがクラシカル且つ斬新、THORNTON(ソントン)】
CROCKETT&JONES 品番:20291A-C01L3 モデル名:THORNTON
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- ウィズ:D
- 価格:¥140,800(税込)
[アーカイブコレクション]のデザインは3種類。まずは、多くのお客さまがビンテージな雰囲気を感じるであろうデザインの1足をご紹介。
U字型になったウイングチップが印象的な〈THORNTON〉です。
このウイングは”ブラントウイングブローグオックスフォード”と呼ばれ、クロケットでは1900年代初頭に作られたモデルとの事。”Blunt(ブラント)”は”鈍い”や”先が丸い”などの意味なので、ウイングの真ん中の窪み(鳥でいうとくちばしにあたる部分)が鋭くなく直線的なディテール(私たちは内輪では〇ォーズマンと呼んでいたりします)は現代では新鮮に感じます。年代的にはアールデコの直前なのでやや直線的な流行というのが既にあったのかななんて個人的には思ってしまいます。
本来のコーディネートとしては、”ウイングチップ” ”メダリオンやパーフォレーションが目立つ” ”ソールカラーがブラウン”と、仕様からの判断ではカジュアルシューズ寄りという事になりますが、靴の持つ雰囲気で私は直感的に”ピンストライプのスーツで合わせたい”と思いました。
いわゆる”柄に柄”(靴のメダリオンを柄として考えると)みたいな感じになりますが、これはこれで良いのではないでしょうか。ボトムの裾はやや広めのストレートだとよりビンテージファッション感があって良いのではないかと思います。
【クロケットでは珍しいノンバーニッシュのブラウンカラーが魅力、CROYDON(クロイドン)】
CROCKETT&JONES 品番:20290A-A07L5 モデル名:CROYDON
- 素材:Antique Calf
- 色:Beige
- 底材: Half Mid Leather
- 製法:Goodyear
- ウィズ:D
- 価格:¥140,800(税込)
次にご紹介するのは、先ほどの〈THORNTON〉と同じ位マニアックな要素たっぷりの〈CROYDON〉です。
色合いや外ハトメという仕様なので、よりレジャーシューズ的な雰囲気が強まります。
〈CROYDON〉はパーフォレーションの親穴の大きさが直径約5mmと大きめ(〈THORNTON〉も同じです)。普段トレーディングポストで扱っているクロケット&ジョーンズのパーフォレーションの親穴は直径約3mmなので、2mm大きくなると結構ダイナミック。
パーフォレーションやメダリオンが、湿原での作業で靴が水浸しになる事が多い為早く乾くようにと穴が開けられたと言われている起源を思い出すような存在感です。
〈CROYDON〉には、白ダブルのジャケットにやや太めのチノを合わせてみました。
白いダブルのジャケットは、ボトムも白にしてタイドアップも格好良いのですが、ちょっと”きめ過ぎているかな?”と思う時はスタンドカラーのシャツをタックアウトしてラフに着ています。
クラシックなディテールの靴ですが、カジュアル使いを想定しているので、チノやデニムにもどんどん合わせて頂きたいと思います。
【アーカイブな意匠をフォーマルにも取り入れて欲しくなるストレートチップ、REDHILL(レッドヒル)】
CROCKETT&JONES 品番:20288A-C01L3 モデル名:REDHILL
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- ウィズ:D
- 価格:¥129,800(税込)
最後は一見シンプルながらよく見るとこだわり満載のストレートチップ〈REDHILL〉です。レースステイからカウンターにかけてのパターン、〈THORNTON〉〈CROYDON〉よりも細かいギンピングなど、色々凝っていますがこちらも実際にあったモデルのアッパーデザインを再現し、さらに”ヤハズ仕上げ”のコバにしています。
個人差やラストによって若干異なりますが、クロケット&ジョーンズのオックスフォード(内羽根)は、羽根がしっかり閉じ気味になるモデルが多いです。
昔の男性の着こなしとして、トラウザーズから靴への連続性(流れ)の形成が重要とされているという旨の記述を読んだことがあります。その考え方でいうと、オックスフォードのレースステイはしっかり閉じているのが美しいというのも分かる気がします。
クロケット&ジョーンズの[アーカイブコレクション]の元となるモデルの作られた1900年代初頭から中旬にかけてのメンズファッションは、2023年の現代まで幾度となくクローズアップされ、クラシックさと新しさを今でも感じさせてくれます。
『温故知新』という言葉がぴったりなこのコレクション、是非トレーディングポスト各店でご覧になってみて下さい!
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