~トレーディングポストラギットストア渋谷店~
トレーディングポストラギットストアは渋谷に店を構える革靴屋です!
ワーク・ミリタリー・カントリーを根幹のテーマに掲げカジュアルメインの品揃えとなっております!(ドレスシューズも少しありますよ!)
今まで取り扱ってきたトリッカーズ、クロケット&ジョーンズ、サンダース等の定番品に加え、ラギットストア限定で展開するローリングダブトリオやブラザーブリッジというアメカジ好きも唸るブランドも並びます!
靴磨きにおけるシューケア用品や修理に関してのアフターケアも承っておりますので是非お気軽にご相談ください。
皆さまこんにちは!ラギットストア渋谷店の一戸です。
ラギットストア限定でウェスタンブーツをを作りました!
つま先が尖っている本流のウエスタンブーツではなくタウンユースに使えるようにモディファイして別注しました。
ラギットストア渋谷店のインスタグラムのアカウントではいち早くご紹介していますのでご存知の方も多いかもしれませんね。
フォローまだの方は是非宜しくお願いいたします!!
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さて、早速全貌を見て参りましょう!
・・・っとその前にブランドの説明からさせていただきましょう!
センドラブーツ(SENDRA BOOTS)
創業者のAndres Sendraは1900年にアメリカへ渡り、もともとは畑や工事現場で働く人々の為のブーツであったものが徐々にカスタマイズされカントリーブーツからオリジナリティあふれるカウボーイブーツへと変化していくのを目の当たりにしアメリカより帰国した後、弟のVicenteとタンナー時代の顧客であったHermanos Sanchezと1913年にブーツメーカーを立ち上げました。これがSendra Bootsのスタートです。
100年を越える歴史を持ちヨーロッパで最高品質のウエスタンブーツを作るブランドとして現在に至っています。クラシックなカウボーイブーツはもちろんのことバイカーブーツ等も手掛ける世界でも指折りのブーツメーカーです。
【ウエスタンブーツ別注品の3つのこだわり】
ウエスタンブーツを別注で作るにあたり3つのポイントを重視しました。
①ソールは機能面を考慮しラバーソール
②コーディネートしやすい丸みのあるラスト(木型)
③脱ぎ履きしやすいようにシャフト(筒)の高さを低めに設定
【①クレープソールのウエスタンブーツ】
まず①について解説して参りましょう!
ウェスタンブーツと言えば尖ったつま先でカツカツ音を奏でるレザーソールの仕様というイメージでしたが、
カジュアルに普段使いするにはラバーソールが良いと考えクレープソールを採用しました。
別注品を作るにあたりセンドラブーツの既製品に足入れした事があるのですがクッション性が良く非常に履きやすい!という第一印象でした。
その既製品はレザーソールの仕様だったのですが柔らかいラバーにしたらもっと履きやすくなるのではないか?と単純にそう思ったのがきっかけでした。中でも柔らかさに定評のあるクレープソールで重たいブーツという印象を払拭する狙いがありました。
私はこのTABACOスエードの方を愛用していますが想定した通り非常に歩きやすく柔らかく仕上がりました!
プライベートでも愛用しておりバイクもこれを履いて運転しています。
私はサイドゴアブーツを履く感覚で履いていますがそれくらい気負うことなく履けちゃう稀有なウェスタンブーツだと思います。
今まで様々なブーツを履いてきましたが屈曲性はこのブーツが私の中では歴代1位になりました。
グッドイヤー製法なので減ってきたら他の底材にリペアもできますのでご安心ください。
私は現状のクレープがすり減って交換時期がきたら白ソールのビブラムあたりにカスタムしようかなぁ・・・と考えております!
【②コーディネートしやすい丸みのあるラスト(木型)を採用】
ウェスタンブーツの特徴といえば尖ったつま先という印象をお持ちの方が多いと思います。
なぜそのようなシルエットになっているのかと言うと馬が動きだす時に素早く”あぶみ”に足をのせる、
または落馬したときに足が抜けやすい為だと言われています。ちゃんとした意味合いがあって形作られているのです。
本流のそういったシルエットもカッコイイのですがコーディネートするとなると中々難しいのが現状だと思いました。
そこで丸みのあるラストを探してもらい、ベニー(BENNY)というラストで作ってもらいました。
ベニーは全体的にゆったり目のラストですが甲は低めの設定なので程よくフィット感があり安定感もあります。
私はこれを履くときは厚手のソックスで履いていますがソックスの厚み分サイズを上げなくても快適に履けています。
ウエスタンブーツに近いものでローパーブーツというプロのカウボーイ達がロデオ競技用で履くブーツがあります。
ローパーブーツは丸いシルエット、低めのヒール、11インチ(約28cm)以下のシャフトという定義があるようです。
ロデオ競技でタイダウン・ローピングという種目があり馬上から逃げる子牛に向かってロープを投げて捕まえてから、
3本の足を縛りタイムを競う種目らしいのですが、子牛の足を縛る際に駆け寄って行かなくてはならない為、通常のつま先が尖っていてヒールの高いブーツだと走るのに適していないという事でローパーブーツが使われているようです。
今回の別注品の全体的なコンセプトはローパーブーツに近いかもしれません。このブーツのシャフトの高さは若干11インチを越えるのでローパーブーツ寄りのウエスタンブーツというような解釈でしょうか。
【③シャフト(筒)の高さを低めに設定】
ウエスタンブーツを作るにあたりストレスをなるべく感じないような仕様を考えました。
筒のあるブーツを履いた事がない方はひざ下くらいまである本流の筒の高さだと慣れるまでにかなり時間を要すると考えます。
エンジニアブーツやペコスブーツを愛用してきた私もひざ下までの長いシャフトは違和感を感じそうだなぁと思いました。
そこで、刺繍の柄を活かしつつもなるべく低いシャフトでオーダーしましたが脱ぎ履きもしやすいので正解だったと思っています。
スエードのキャメル色っぽいカラーのTABACOはターコイズブルーの糸で刺繍をしてもらいました。
ブラックの方はピンクとパープルの中間のような色で刺繍をしてもらいました。サンプルを作る時に元々は黒と赤の組み合わせが好きなので赤い糸で刺繍をお願いしたのですが紙の資料でみた赤の色番は実際はこういう色だったんだ・・・真っ赤じゃないんだ・・・というのが裏話でありますが(笑)
黒×赤の組み合わせよりもアバンギャルドな雰囲気に仕上がったので変更無しでピンクパープルの糸で作ってもらいました。
ブーツインして履いても全く問題ないのですが個人的には普段は刺繍が隠れていて座った時などにチラっと見えるくらいがカッコイイと思います。
甲部分の刺繍は素材の色と共色にしてもらいました。シャフト部分と同じ色か白い糸という案もありましたがまずはコーディネートしやすさを重視したウェスタンブーツなのでテーマをブラさずに仕上げました。
【コーディネート】
二人ともブーツインしていないのでウエスタンブーツかどうか分かりませんね(笑)
丸過ぎるシルエットだと野暮ったくなりすぎるので丁度良い塩梅で仕上がったと思います。
このブーツは「ウエスタンブーツでございます!!」といった大味のキャラクターではなく、気軽にワードローブに馴染むようなものを目指しました。
これから暑くなる時期なのですがラギットストアの真骨頂のブーツをこのタイミングでご紹介できて天邪鬼の私は感無量でございます(笑)
SENDRA BOOTS 品番:18268
- 素材:SUEDE
- 色:TABACO
- 底材:CREPE
- 製法:GOODYEAR
- 価格:¥79,200(税込)
SENDRA BOOTS 品番:18268
- 素材:PULLOIL
- 色:NEGRO
- 底材:CREPE
- 製法:GOODYEAR
- 価格:¥79,200(税込)
すごく良いブーツが出来上がったと自負しております。一度お足入れだけでもしてみていただきたい1足です。
ウエスタンブーツのイメージがガラリと変わるのではと思っております。
皆さまのご来店心よりお待ちしております!!
トレーディングポストラギットストア渋谷店では、当店の商品だけではなく他店でのご購入の商品でも常時修理をお受けしています。
また、お預かりした修理靴は店舗にてメンテナンスをしてお返しいたします。
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