日頃店頭で同じデザインの靴をメーカーごとで見ていると
細かい違いにお国柄が出ていてすごくおもしろいです。
今回はTPコラム愛読者のみなさまといっしょに代表して4足の靴で違いを見てみましょう。
![](http://tradingpost.jp/sys/wp-content/uploads/2014/11/141122_shibuya01.jpg)
Allen Edmonds 品番:6115 モデル名:Strand
- 素材:Custom Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- ウィズ:E
- 価格:¥73,440(税込)
まずはMade in U.S.A.のド定番。『アレン・エドモンズ』からスタート。
パーフォレーションもシルエットも流行り廃りなんのその。
「一度作れば変わらない。」そんなアメリカの合理化主義の声が聞こえてきそうな1足。
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Trading Post ORIGINAL 品番:1204
- 素材:Box
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥45,360(税込)
お次は日本のノーザンプトン、浅草生まれのTPの定番ライン
『トレーディングポスト・オリジナル』
起伏のある立体感あるラストはアメリカ風、
丁寧なブローギングやデザインのバランスはイギリス風、
そして価格以上の丁寧な仕事ぶりは日本風と
和洋折衷な仕上がりは正に日本スタイル。
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Soffice & Solid 品番:S510
- 素材:Vocalou
- 色:Noir
- 底材:Single Leather
- 製法:Bolognese Goodyear
- 価格:¥48,600(税込)
続いて『ソフィス&ソリッド』。こちらも[世界長ユニオン]製の国産ですが
先ほどの『トレーディングポスト・オリジナル』と比べると大分フンイキが違いますね。
日本の靴メーカーは最初にどこの国の技術を取り入れたかで
製造する靴の特徴が決まることが多いのです。
[世界長ユニオン]はイタリア系の流れを含むメーカーなので
シルエット、デザイン性にイタリアらしいエレガントさを感じるのが特徴です。
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Crockett & Jones 品番:6052 モデル名:Barrington 2
- 素材:Aniline Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather(Oak Burk)
- 製法:Goodyear
- ウィズ:D
- 価格:¥93,960(税込)
やっと登場、英製『クロケット & ジョーンズ』
その新作は原点回帰ともいえるクラシックなラウンドトゥ。
実にイギリスらしいと言えるじゃないですか。
アッパーはもちろん底材やライニング、見た目はクラシックでもラストは最先端。
ある意味日本人的なこだわり、現状に満足せず常に挑戦し続ける姿勢が
老舗の多いイギリス靴メーカーの中で1流であり続ける所以です。
どうでしたか? メーカー別の違いを理解すると買う際の靴選びやコーディネートも
もっと楽しいものになると思いますよ。
【川口のつぶやき】
![](http://tradingpost.jp/sys/wp-content/uploads/2014/11/141122_shibuya05.jpg)
スタッフ私物
スペイン製の『カルミナ』には情熱の赤を! という楽しみ方も良いと思います。