皆さんこんにちは。京都店 田中です。
3月といえば、新年度やセレモニーなどタイドアップする機会が増えるシーズン。自然と足元はストレートチップなどドレスシューズの定番デザインが気になるのではないでしょうか?ドレスシューズのブランドなら必ずといって良い位展開のあるストレートチップ(キャップトゥ)、勿論トレーディングポストでも様々なストレートチップを取り扱っています。
今回は、[トレーディングポスト・オリジナル]のストレートチップを改めてご紹介させて頂きます。
Trading Post モデル名:BILLY 2(ビリー2)
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 木型:T84
- 価格:¥59,400(税込)
昨年12月に発売を開始した【BILLY-2】。トレーディングポスト・オリジナルが誕生した頃から現在まで続くストレートチップモデルのエッセンスを一番色濃く反映させたモデルです。
数あるオリジナルのストレートチップのラインナップの中でもより”普遍的”を追求し、試行錯誤を重ねて完成された【BILLY-2】。様々な拘りがありますが、ストレートチップの印象を決定づけるキャップの長さは特に拘った部分。
こちらの記事も是非ご覧ください。
ソールはレザーでトップリフトは[ヘリテージコレクション]特有の厚みあるビブラムの”QUABAUG(カバーグ)”です。
【BILLY-2】はソール違いの【BILLY2-GRAVEL】もございます。
ハードな印象のビブラム・ハーフラバーですが、普遍的で適度な丸みを持たせたラストに意外とマッチ。アッパーも「ロータスカーフ」という撥水効果のある素材を使用しています。
ハイブランドから老舗インポートメーカーも採用する事の増えた”ドレス顔のアッパー+ハードなソールパターンのハイブリッド”、オリジナルなら気負いなく履いて頂けると思います(もちろん実用的にガンガン履いて頂いてもOKです!)。
Trading Post 品番:TP1984
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear/Mckay
- 木型:66
- 価格:¥85,800(税込)
トレーディングポスト・オリジナルにおける最上級シリーズである[プレステージコレクション]。このシリーズを展開するきっかけとも言える第一号モデルが【TP1984】です。
通常のシリーズと違う点は、まずアッパー素材がよりキメの細かいボックスカーフを使用している所。素材の違いは長年付き合うほどに感じられると思います。
シームレスバックが美しい踵部分は、実際に履いてみると踵が立体的に包まれる心地良さも感じる事が出来ます。
左が【TP1984】、右は【BILLY-2】。【BILLY-2】も充分踵の食い付きは良いのですが、【TP1984】がより丸みを帯びて履き口にしたがって内側に入っているのが分かります。ヒールもキューバンヒール(テーパード)なので、【TP1984】のほうが8mm程度高くなっています。
フィドルバック仕様のソール。ウエストを美しく見せる為、前半はグッドイヤーでウエストはマッケイ製法です。
Trading Post 品番:T601
- 素材:Union WP(撥水加工)
- 色 :Black
- 底材:Single Dainite
- 製法:Goodyear
- 価格:¥49,500(税込)
最近サイドゴアブーツも発売開始し、デザインバリエーションが増えた[オールウェザーコレクション]の定番ストレートチップ【T601】。こちらのコレクションで使用しているウォータープルーフレザーは、鞣しの段階で撥水剤を革の内部に添加させ、革表面に水が浸透することを防ぎます。表面加工ではなく、撥水剤を添加させることで撥水効果の弱まりを押さえます。特別な手入れは必要なく、普段通りの手入れで革を育てながら長持ちさせられる点もポイントです。
ソールはラバーソールの中ではすっかりポピュラーな部材となったUKダイナイトソール。横から見たときに突起が目立ちにくく、グリップ力とドレッシーさを兼ね備えたラバーソールです。
ラストは、左右非対称な木型設計を基に、足の形状を忠実に再現させた「後方屈曲木型」と呼ばれるの前側と後ろ側で中心線を分け、足本来の形で靴の中に納まるように設計されています。小指付近のスペースをしっかり確保することで幅を広く取らなくとも快適さとフィット感を両立させることができます。
ストレートチップのようなシンプルなデザインは、ステッチ一つでも目立つものですが、【T601】はレースステイ下がいわゆる”スワンネック”ステッチ。その名の通り白鳥の首のように特徴的なステッチは、”雨の日用の実用靴”を越えたお洒落な雰囲気を演出してくれます。
Trading Post 品番:T1906
- 素材:French Calf
- 色 :Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥35,200(税込)
[スタンダードコレクション]の一つである【T1906】は、コストパフォーマンスの高さに加えてラウンドトゥのややボリュームのあるシルエットも注目され人気があるモデルです。
アッパー素材のフレンチカーフは他のシリーズよりも足当たりが最初から柔らかく感じられるので、「履き慣らすまでの期間があまり好きではない」というお客さまにも抵抗なく履いて頂けます。
ラストは、[スタンダードコレクション]専用の木型「S60」を使用しています。履き心地のポイントは、指先のゆとりとフィット感の両立です。指先に負担が掛からないように、指先から幅にかけてゆとりを持たせています。その代わりに甲回りを絞り、踵を小ぶりに設定することで指先から幅部分に負担を掛けずにフィット感を作ります。
ソールはレザーでヒドゥンチャネル(縫い目を隠した)仕様。製法はグッドイヤーなので、もちろんソールの交換も可能です。
ストレートチップに関してはダイナイトパターンのハーフラバー仕様【T1910】もございますので、お好みでお選び頂けます。
参考までにシルエットなどの比較をしてみます。
上の画像は、左が【BILLY-2】で右が【TP1984】。ラスト自体は、【TP1984】のほうが甲が高めなので履き心地も違うのですが見た目もトゥから甲にかけて高低差があるのでメリハリのあるシルエットになります。キャップの切り返しは【BILLY-2】のほうがやや長め(【TP1984】がわざと短めに設定)で、キャップとレースステイの感覚が狭くショートノーズに見えます(実際にトゥも短くなります)。
こちらは左が【BILLY-2】、右は【T601】。【T601】の「後方屈曲木型」はこのように他の靴と比較すると分かりやすいのではないかと思います。小指からトゥにかけてのカーブが強く履き心地もそうですが見た目も独特(個人的にはいわゆる”イギリス的””アメリカ的””イタリア的”と括ることの出来ない)と言えるのではないでしょうか。
最後に左が【BILLY-2】、右が【T1906】です。同じサイズでの比較は、【T1906】のほうがトゥがボリュームがあり長さもあるのでつま先にゆとりが増えます。履き比べでは、お客さまによっては選ぶサイズが変わってくるという事もあります。
一般的には、つま先が丸くなると”カジュアル”、細くなると”ドレッシー”とは言われていますが、”カジュアル”なトゥ=フォーマルで使用できないというわけではなく、着用されるスーツなどでもどちらが合うかが変わってくるので、履き心地はもちろん、見た目の印象などもどんどんスタッフに質問してみて下さい。
[トレーディングポスト・オリジナル]が誇るストレートチップのラインナップ、いかがでしたでしょうか?
オリジナル以外にもストレートチップの品揃えには自信がありますので、春に向けて新しい靴選びを是非お楽しみ下さい。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
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