村山です。
さて、車のタイヤを交換するときにグレードを落としたものにすると走行性能や燃費が著しく変わると女優さんが説明してたCMがありましたが、靴も割と関係あるんじゃ無いかとふと思い立ちました。
ソールメーカーやタンナーはメジャー・マイナー含め多数存在します。
ラバーであれば有名な伊ビブラムを筆頭に英ハルボロラバー、多数の国内メーカー、最近だとタイヤメーカーも市場に参入してきたり、レザーソールも独レンデンバッハ、英ベイカー、伊レモンティーなどなど実は有名どころ上げるだけでも沢山あります。
アッパーの素材は勿論ソールにこだわりを持つメーカーも多く、ハイエンドクラスの靴には勿論質に見合ったソールをつけられていることが多いです。
今回の修理靴はエドワードグリーンのチェルシーをオールソール希望で御持ち込み戴きました。
まずはビフォー
アッパーの状態は定期的に磨かれており良好です!
ソールに穴は開いていませんがかなり薄くなっておりオールソールのタイミングでした。
因みに穴が空いた後で修理は出来ますが、そのまま履き続けてしまうと緩衝材のコルクが漏れ出て、インソールがとんでもなく沈んでしまいます。
なるべく早めの修理が吉です。
そしてこちらが修理後になります。
エドワードグリーンの標準ソールは独レンデンバッハのオークバークソール。
レザーソールの中では言わずと知れた高級部材です。
他ブランドであればCrockett&JonesハンドグレードコレクションやCARMINAの一部モデルに搭載されています。
通常のレザーソールより長い時間をかけ樫の木のタンニンで鞣されており、非常に引き締まった革繊維は耐久性・シナりの良さが評価されています。
ちなみに長い時間と言いましたが、実に製造工程、製品として出荷するまでで約1年以上かかります。
そんなソールですが、冒頭の話どうりソールの種類で履き心地や次回修理までの持ちが格段に変わってきます。
英ベイカーのオークバークに変えることもできますし、いっその事ラバーにカスタムしてもいい、奥が深い修理の世界です。
今回はオリジナル通り、レンデンバッハソフトオークバークソールでお修理させて戴きました。
修理内容
- EGオールソール ¥33,000 -(税込)
- ヴィンテージスチール ¥4,400 – (税込)
※EGオールソールは熟練の職人が修理するため通常の納期より多めに頂いております。納期約1.5ヶ月
詳細は各店舗にお問い合わせください。
※トレーディングポストメンバーズの方は表示価格からお値引きされます。
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