皆さんこんにちは。
セントラル製『トレーディングポスト・オリジナル』の記事です。
セントラルといえば東京・浅草に位置するグッドイヤー製靴の名手。
今回は紳士靴の基本、ストレート・チップを見てみましょう。
Trading Post ORIGINAL 品番：1200
- 素材：Box
- 色：Black
- 底材：Single Leather
- 製法：Goodyear
- 価格：￥45,360（税込）
いかがでしょうか？
普通ですよね！？
いやいや普通って何よ！ という声も聞こえてきそうですが。
日本で「普通な革靴」などと言うときは、
英国調のものをさす場合が多いのです。
なぜなら日本のスーツ・スタイルは英国を手本としていたから
靴は必然的に英国物！ と言いう事になっているわけです。
普通という言葉から連想するものは人それぞれでしょうが
靴通の普通靴は英国調という事になるのです……
この写真をご覧ください。
『トレーディングポスト・オリジナル』の［1200］と
個人的キングオブ普通靴の『クロケット＆ジョーンズ』を並べてみました。
トゥ・ラインの丸みやらトゥ・キャップの大きさなどデザインの
バランスに至るまでだいぶそっくりさんですよね。
じゃぁイギリス製の靴買えばいいじゃん！ とこれまた聞こえてきそうですが。
日本製のアドヴァンテージは何といってもその正確な仕事っぷりでしょう。
セントラル靴のステッチ・ワークは10万円以上の
輸入靴と比べて勝るとも劣らないものです。
コバの光沢感ある美しい仕上げも日本ならではの拘りディテールといえます。
で、結局この靴どうなのかという話なのですが
極めてオーソドックスなスタイルと精緻な造りが融合しており
修理を重ねながら長く使い込む価値のある1足といえます。
オーソドックスでないスタイルは短い期間にデザインを楽しむものですし
作りの悪さは耐久性に難が出てくるからです。