福岡店よりカルピエッレのイミテーションホールカットのご紹介です。
CALPIERRE 品番:H74
- 素材:Gloss
- 色:Blue Navy
- 底材:Single Leather
- 製法:Mckay
- 価格:¥55,000(税込)
ホールカットとは、一般的にアッパーに一枚の革を大きく使い、踵の部分にしか継ぎ目のない靴を指します。
この靴は一見するとアッパーにパンチドキャップのデザインがあり、ホールカットではないようにも見えますが、
よくよく見るとそのデザインは、穴飾りとうっすらと革をカットしたラインで表現されているのがわかります。
革の継ぎ目が無いということはアッパーに段差が生まれないということです。
より優美に流麗にというイタリア靴には大変マッチする技法だと思います。
色は深めのネイビー。イタリアらしい手染めのムラ感が素敵です。
ネイビーは黒ほど重たくなり過ぎず茶ほどくだけないというところで、近年選ばれる方が増えてきている印象です。
ソールの色は鮮やかな赤、調べたところフェラーリロッソという色名だそうで、なんとなくテンションが上がってしまいます。
黒で縁取ることによって赤がより一層引き締まり、抜群に格好いいです。
ウエストも非常にエレガンテ。美しく見せるために一仕上げがあります。
コバが上部から下部に向かって、内側にカーブを描くようにカットされています。
この仕上げは是非店頭で他の靴と見比べてみて下さい。細かいことですが、見え方が全然違うと思います。
店長とスタッフの着用写真です。
スーツには間違いなく合うでしょうから、今回はジャケパンで。
フォーマルに寄せたジャケパンコーディネートです。ネイビージャケットにグレーのベルトレスパンツ。
タイもネイビーを選び、シンプルな装いゆえに靴の存在感が引き立ちます。流石です。
こちらは変わってカジュアルに寄せたコーディネート。ネイビー柄ジャケットにノーカラーシャツ、ペイントデニム。
手染め靴の色気のあるムラ感がデニムの色落ちと調和して、またとない雰囲気です。
密かにフェラーリロッソに興奮していたスタッフの、赤ベルトでそれを拾った別バージョンです。
ちょっぴりやんちゃ感が出ますがこれはこれでありだと思います。
よく見ると胸ポケットにチーフの代わりにシューホーンを挿しています。
さりげなく自分が何者であるかを表現するかのような小物使い。頑張っています。
二人とも普段は丸めの靴を履いていることが多いので、雰囲気も違って新鮮な感じがして、なんだか格好いいです。
色々なタイプの靴があるとコーディネートの幅も広がっていくことと思います。
本来ホールカットは、革を大きく使う贅沢なデザインであるとか、つり込みという革を木型に添わせる工程が難しくなるとか、
他のデザインに対してワンランク上の印象があり、ブランドによってはそれが価格に反映されるところもあります。
なので普通に考えると、ホールカットは一見してホールカットとわかる方がいいような気がしますが、
そこをあえてパンチドキャップのデザインをのせ、しかしながらよくよく見るとやはり何か違う、
エレガンテな魅力が漂ってくるという、何かイタリアメーカーの矜持のようなものが感じられる一足だと思います。
是非、店頭でご試着してみて下さい。
ご来店、お待ちしております。
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