皆さんこんにちは。Trading Post Web Masterです。
今回はオリエンタルから新作の話題。
ちょうどこれからの季節履きたい靴として準備してきたのですが…
ORIENTAL モデル名:PHILIP
- 素材:Burnish Calf
- 色:Brown
- 底材:Leather Sole
- 製法:Goodyear
- 価格:¥52,800(税込)
タッセルローファーのフィリップです。
「ドレスでもカジュアルでも使えるエレガントクラシックなタッセルローファーです。」
オリエンタル ディレクターの松本氏が語るように、汎用性が高く近年非常に人気の高いデザインです。
さて、人気のタッセルローファーというとコレを思いつく方が多いのでは?
Crockett & Jones 品番:26212A-B02L1 品名:Cavendish 3
- 素材:Burnished Calf
- 色:Dark Brown
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- ウィズ:E
- 価格:¥90,200(税込)
クロケット&ジョーンズのキャベンディッシュ3。
一切癖のないオーソドックスなシルエットを上質な素材感で一流に昇華させる、クロケット&ジョーンズのお家芸が堪能できる逸品でしょう。
そんなキャベンディッシュ3とフィリップ、画像で見る限り非常によく似ているようです。
「タンの長さやラウンド感、モカライン、バンプと履き口のバランスなど細部に微調整を重ねたパターンバランスはオリエンタルのこだわり。」という松本氏。
これはフィリップがキャベンディッシュ3に似ているというより、実はブリティッシュ・エレガンスの正解たる形が存在し、両者がデザインを突き詰めていった結果近し形状になっただけ、と捉えるべきでしょう。
さてさて、そんなフィリップ。
名門クロケット&ジョーンズに対しどんなアドバンテージがあるのか?
それはやはり日本人に最適化された拘りのラストではないでしょうか。
「ラスト1216は甲が薄いため、ローファーでもフィット感に優れております。」
店頭でエンドユーザーとも接してきた経験のある松本氏は、その経験をラストの設計にもよく反映させています。
「日本の靴好きは踵の抜けを気にし過ぎてきつい靴を履くことが多いですよね。
しかしそれでは指も痛めますし本来の履き心地ではない。
ですので私たちの靴はしっかりアーチレングスを確保し、踏まず部とヒールで履かせるという理想的なフィッティングを目指しています。
また、甲の浮きを気になさる方も非常に多いので、皺が出づらいよう低く抑えフィット感を出しつつ見た目もエレガントになるよう心がけています。」
これは昨年、松本氏にインタビューしたときの言葉です。
その優れた履き心地、ぜひ実際足入れをしていただきたいところです。
踏まずのフィット感など、履いた瞬間違いは分かるはずです。
もちろん Made in JAPAN ならではの精緻な仕上げは他の追従を許しません。
日本人の細部への拘りは海外メーカーの人間が理解できないレベルなのです。
これは靴に限らず様々な工業製品に関して言えることで、服でも家具でも文具でも何でもいいのですが“モノ好き”な方であれば頷いていただけると思います。
そしてその“モノ好き”な方であれば同時に気付くであろう『でも日本製はデザインが……』という事実。
オリエンタルはその問題をクリアした日本メーカーであることが、今記事の画像からおわかりいただけるかと思いますがいかがでしょう?