ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今年で140周年を迎えた『クロケット&ジョーンズ』にトレーディングポスト各店ごとに別注をかけたモデルが遂に入荷して参りました。
各店、それぞれの思いの丈を込め別注したそれぞれのモデル。
京都店では今回の別注にあたり、幾つかのコンセプトを設けました。
第一に、久しぶりにブーツが気分だという事。
ここしばらくスリッポンやローファー等の気軽に履けるカジュアルシューズに慣れ親しんできましたが、久しぶりにしっかりとしたブーツを履きたい気分だという事。
第二に、真夏以外の春秋冬の3シーズン着用出来うる、年間通して着用回数の多い息の長いブーツだという事。
第三に、ワイド・テーパード・ストレート・フレア、あらゆるパンツのシルエット・裾幅に対応できる万能なシルエットだという事。
以上のコンセプトを元に別注したモデルがこちらです。
Crockett & Jones 品番:25293A-B12R2 モデル名:Grizedale
- 素材:Burnished Calf
- 色:Bracken
- 底材:Ridgeway
- 製法:Goodyear
- ウィズ:E
- 価格:¥107,800(税込)
人気モデル[Moreton]のブーツバージョン[Grizedale]。
武骨なカントリー仕様ながら、どこか上品な印象のUチップブーツ。
「クロケット&ジョーンズらしさ」を感じて頂ける佇まい。
自分の過去を思い返せば、若かりし頃、年間通して着用回数の多かったブーツは某アメリカの雄の物で、現在も大事に所有しているのですが、年齢を経た今、いざ履こうと思うとカジュアルで武骨な印象が強すぎて履くシーンが限られてしまいます。
対してこちらは、カジュアルでありながら上品な印象。
つまりカジュアル使いは勿論の事、スーツやジャケットパンツスタイルでも合わせられるオンオフ兼用な面構え。
当然着用回数は増えるはずです。
ラストは幅広甲高な292を使用。
ゆったりとした足入れでストレスなく履いて頂ける上、ブーツなので足首周りでがっちりとホールド。
理にかなったラストとデザインの組み合わせで履き易さは抜群です。
そして、この足首周り、ブーツの筒部分がポイント。
レースアップ故にギュッと縛れますので、筒部分が広がる事なく、しっかりと足に沿う。
これによりあらゆるパンツの裾幅に対応し易い万能なシルエットが生まれます。
色目はBracken。
この色目もお勧めポイントの一つ。
ダークブラウンでもなくライトブラウンでもない、赤味はあるんだけれどチェスナット程ではない。
意外にこういった色目は少ないんです。
この絶妙な色合いはあらゆるパンツの色に馴染みが良く、カジュアル使いでもドレス使いでも色の相性を気にせずお召し頂けます。
ソールはRidgeway。
少々の悪天候でも安心してガシガシ履いて出かけられます。
元々はストームウェルト付きの仕様でしたが、フラットウェルトにした事でスッキリした表情となったのは狙い通り。
本日はスーツで着用してみました。
武骨さと上品さ、絶妙な色目で使いやすさを実感。
勿論デニム・チノパン・軍モノ、カジュアルに合わせて頂いても好相性。
ドレッシーな装いの場合にはこのブーツの武骨な一面が、カジュアルな装いの場合にはその上品な一面が、主張しすぎずに存在感のある足元を演出してくれます。
ここからエイジングしていくのも楽しみの一つ。
粗野な印象に育てるか上品な印象に育てるか、思い思いの経年変化をお楽しみ頂けます。
今季、京都店がお勧めするブーツ、是非店頭でお試し下さいませ。
皆さまのご来店お待ちしております。