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セントラル製靴 第一話

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皆さんこんにちは。
今回はセントラル製『トレーディングポスト・オリジナル』の記事です。
セントラルといえば東京・浅草に位置するグッドイヤー製靴の名手。
業界の生き字引・中澤専務が取り仕切る、コテコテの下町工場といった風情です。

中澤専務。愛すべき頑固オヤジ!

1997年、銀座にトレーディングポストが誕生して以来
セントラルの靴は常に当店の大定番、なくてはならない主力選手……
と、言いたいところですが、実はちょっと違ってました。
当時は今ほど整然としたラインナップではなく、
なにやらいろんなデザインが置いてあったのをおぼろげに記憶しています。
まだ国産靴への関心が今ほど高くなかったんですね。
個人的にも当時はインポートものばかりを追いかけていたものです。
実際トレーディングポストで最初に履いた靴はアメリカの『アレン・エドモンズ』、
2足目はイギリス『クロケット&ジョーンズ』、3足目は…… キリがないです。
セントラルを履いたのはだいぶ後になってからでした。

アレン エドモンズ私物('97年購入)。専務ごめんなさい!

さて、そんなセントラルが今のようなラインナップになったキッカケ、
月並みな言い方かもしれませんが、インポート・シューズを
数多く扱っている経験を活かし上質な国産靴が出来るのではないか。
そんな予感をさせるポテンシャルがあったのです、セントラルには。
そして出来たのはプレーン・トゥ、ストレート・チップ、パンチド・キャップ・トゥ、
セミ・ブローグ・Uチップ…… 今とまったく同じじゃないですか!

流行に流されないラインナップ。店に入ってすぐ左手にございます。

紳士がビジネス・スタイルで履くべき靴のデザインは基本変わりません。
ただ時代時代で微妙なシルエットの変化はあります。
それは服(スーツ)のシルエットが変わるからです。
靴はそこに追従するだけで、先導はしないものなのです。
それを見極めるのは我々の役目、あとはセントラルが形にしてくれます。
一昨年モデル・チェンジした現行のオリジナルは第四世代。
よりクラシックに回帰したシルエットはうまく“今”を捉えられていると思います。
ではいよいよ個々のモデルに迫っていきたいのですが……
それはまた次回のお話し。(つづく)


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