音楽の都ウィーンからファッション性と防寒性に優れたハンドシューレ(手袋)登場。
今年の3月、商談でウィーンを出張中、一件のシューセレクトショップ「SCHUMANN」に来店。
セレクトの感性が私たちに近く、『ANTONIO MAURIZI』や
『Crockett&Jones』なども扱っていている。
レディースやアパレルも扱う店内で、バイヤーと私はスウェードの手袋に目を止めた。
「これは良い。」私とバイヤーはアイコンタクトで同意。
どこの手袋か聞いてみたところ、ショップの女性オーナーさんの
旦那さんが現在プロデュースするブランドだそう。
そこへ旦那さん(トーマス・リーマー氏)が急遽登場、オフィスに案内してもらうことに。
レディース・メンズのサンプルを色々見せてもらううちに、
「トレーディングポストで扱いたい」という気持ちが高まってきた。
こんなに寒いウィーンで長く続いている手袋なら間違いないのではないか。
日本未入荷という所もバイヤー魂に火を着けてくれる。
これだけの手袋サンプルを見るのは初めてだったので、
デザイン・素材共に迷いそうになる。
しかしそこは初志貫徹、先ほどショップ内で見た
エッジの色を変えたスウェード素材をチョイス。
冷え性で12月から3月までは手袋が手放せない私はカシミアのライニングを希望。
デザインはメンズのオーソドックスなタイプ[Z100/00]と
スペイン乗馬学校に提供されているものと同型の包みスナップボタンタイプ[H200/65]。
カラーは全5色。サイズは7H(普通)と8(やや大きめ)の2サイズを用意。
- 素材:Ziege(ヤギ)
- 色:Darkbrown(左)、 Beige(中)、 Green(右)
- 価格:¥18,900(税込)
- 素材:Reh(鹿)
- 色:Altschwarz(左)、Midbrown(右)
- 価格:¥19,950(税込)
個人的には[Altschwarz](アルトシュワルツ…… 「古びた黒」の意)を身に着けたい。
さらにスペイン乗馬学校で使用されているスペックそのままのモデル少量発注。
- 素材:Reh(鹿)
- 色:Natural
- 価格:¥18,900(税込)
※このモデルのみライニングなしの一枚仕立て。
このような偶然の出会いはバイヤー冥利に尽きるという物だ。
その日の夜、ホイリゲで祝杯をあげたのはいうまでもない。
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この日本初上陸ブランドである『トーマス・リーマー』のハンドシューレ、
ぜひ、みなさんにも試していただきたいと思う。
銀座店店長 田中