今回は青山本店から、
革靴で基本とも言われる“ストレートチップ”を最高級で履いてみてはいかがでしょうか?
というご提案です。
ご紹介するメーカーは、GAZIANO & GIRLINGとEDWARD GREEN!!
最高峰にふさわしいハイスペックな靴作りをするメーカーです。
早速ですが、今回はいきなりソールのご紹介から入ってみます。
えっ?なんでソールからなのかって?
いやはや、ソールはいつもアッパーの陰に隠れてしまうことが多いですが、
各高級メーカーやビスポーク靴などで様々な拘りが詰めていることが非常に多く、
そのメーカーの個性を見るのにも、かなり重要なポイントなのです。
・・・・ということで、今回はソール風景からお付き合いください。
さて、では上の2つのソール画像。
どちらがどちらのメーカーのものか分かりますでしょうか?
正解は、上がGAZIANO & GIRLING。下がEDWARD GREEN。
こうやって見てみると似ているようで、全然違いますよね。
仕様は同じ“半カラス仕上げ”や“ピン打ち”ですが、それぞれ形状が違います。
どこかエッジの効いた印象の“ガジアーノ”とは対照的に、綺麗に整った印象の“グリーン”
何となくですが、メーカーのイメージに通ずるものがあります。
実は、ソールの種類も両メーカーとも同じ“オークバークソール”を使用しているのですが、
GAZIANO & GIRLINGは、英:BAKER社のオークバークソール。
EDWARD GREENは、独: J.Rendenbach社のオークバークソールと
どちらも名門タンナーの底材を使用しています
続いてはトウの形状。
さて、こちらはどちらがどちらのメーカーで、ラストは何でしょう??
正解は、上がEDWARD GREENのラスト82、下がGAZIANO & GIRLINGのラストDG70です。
こちらも同じラウンドトウですが、やはり形状が違います。
シャープで小ぶり、どこか洗練された印象の“ガジアーノ”と比べて、しっかりとした丸み、正統派な印象を感じる“グリーン”
同じイギリス靴でしたよね?!と、革靴に問いかけたくなってしまうのは私だけでしょうか?
最後はサイドからの画像。
これは分かりやすいですね。
上がEDWARD GREEN、下がGAZIANO & GIRLINGです。
EDWARD GREENにはスワンネックと呼ばれる、有名なステッチが施されています。
こうやって見比べてみると、同じストレートチップでも違いますよね。
ラストの形が違うだけで、同じデザインでもこんなに印象が違うとは!京都店の[ストレートチップ名品図録]にも頷けます。
EDWARD GREEN モデル名:Chelsea ラスト:82(写真) / 202
- 素材:Calf
- 色:Black、Dark Oak (※Dark Oakは82Dのみ)
- 底材:Leather(Oak bark)
- 製法:Goodyear
- ウィズ:E & D
- 価格:¥177,120(税込)
GAZIANO & GIRLING モデル名:OXFORD 木型:DG70
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather(Oak bark)
- 製法:Goodyear
- ウィズ:E
- 価格:¥194,400(税込)
さて、話は最初に戻りますが、
デザインや素材感で差をつけにくい物は、やはりスペック勝負!!
だからこそ、ストレートチップは!ストレートチップこそ最高級で履いてみてはいかがでしょうか?
デザインは同じでも素材・ラスト・ソールこの全てのクオリティがハイスペックであれば、
やはり何か違う雰囲気の、最高級のストレートチップに仕上がります。
“ガジアーノ”と“グリーン”どちらが好みかも決めないと??
それは店頭でぜひ手にとって、お決め下さい!!
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
Trading Post 青山本店
●Trading Post AOYAMA Shop Info●
トレーディングポスト青山本店は、外苑西通り沿いにございます。
トレーディングポストで最大の売場面積と商品点数を誇り、その中で世界の銘靴をお選び頂けます。
東京メトロ「表参道」A3番出口より徒歩10分・東京メトロ銀座線「外苑前」3番出口より徒歩5分となっております。
※お車でお越しのお客様は、近隣に路上パーキング・コインパーキングもございます。