ドレスコードの乱れを嘆くという、とある会話を漏れ聞く。
「自分の方がどうかしているのか?」
どうやら
ひとりだけキチンとしていると、
「ちょっとした異邦人気分にさせられる」
との事、
そこで思いついた今回のタイトル。
約30年前の歌詞ですが、気付いた方だけ……ニヤッ!
さておき、ドレスコード。
自分のようなズルい大人的には、現実的に考えて
だらしないのも
ツッパリすぎも
ほどほどに、というのが
落としどころでしょうか。
ということで
こちら。
『クロケット&ジョーンズ』のキャップトウ、[オードリー]
あの頃にはなかった、イングリッシュ・シューズ。
まず間違いはないでしょう。
声高な主張はしないけれども、ちょっと良い靴。
ツマラナイ?
いえいえ、それでいいんです。
使い分けが肝要。
まず見た目がソフト。
肩ひじ張らない、カドをたてない
これが大事。
エレガントな流線でしょう?
このラインに、どことなくフレンチ風味を感じた方、
ご名答です。
ラスト(木型)No.337
約15年前にパリで生まれた木型。
このラストが『クロケット&ジョーンズ』の
ハンドグレード・コレクションに加えられた当初、
キャップトウがラインナップに無かったため
作ってもらったのがこの[オードリー]。
シャープに見えますか?
意外に履き心地もソフトですよ。
これも大事なところ。
フワリと包み込まれる感覚。
あちこち押さえつけない、
締めつけない。
ピンポイントではなく、
革質や形状を含めた全体として
ソフトなフィット感をもたらします。
どんな足形でも優しくオブラートに包んでくれる。
(言ってる事はヒドイですが……!)
ラクしてカッコよく見せる、
クレバーな大人の足元演出術。
現在の 悩める Englishman In Japan にささげる一足です。
CROCKETT & JONES 品番:9447 モデル名:AUDLEY
- 素材:Aniline Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather(Oak bark)
- 製法:Goodyear
- ウィズ:D
- 価格:¥96,120(税込)
皆さまのご来店お待ちしております。