ファッションを語る上で欠かせない、というか外す事のできない存在として
英「ウィンザー公」の名前が必ず挙がります。
メンズファッションに興味がおありの方ならば一度は目にした事があるでしょう。
そのウィンザー公こそが今回ご紹介するデザイン「ダブルモンク」の発案者だったりするみたいなんですが
その件に関しては今回は割愛。興味のある方は調べて見てください。
知らなかったとしてもこの靴のカッコよさが変わるワケではありません。
福岡店ではかねてよりこのダブルモンクの良さをお伝えしてきてはいるんですが
今回はあらためて、この2つをご紹介。
CARMINA 品番:10003
- 素材:Fredemberg
- 色:Negro
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥74,520(税込)
やはり、これでしょう。
『カルミナ』の木型[DEIA (デイア)]を使用したシャープな1足。
ウエストもきゅっと引き締まっておりメリハリが効いてます。
ダブルモンクをお探しの方にはまずこちらをご紹介させて頂くことが多いです。
ここまで洗練された雰囲気のものはなかなかありません。
TRADING POST 品番:1603
- 素材:Calf
- 色:Black
- 底材:Double Leather
- 製法:Goodyear
- 価格:¥50,760(税込)
TPが自信をもってお送りする木型[66]ラストを使用した1足。
手前みそではありますが、この[66]ラストほど良い木型に必要な要素を高い次元で満たし
かつ、普遍的なたたずまいを実現させた木型はなかなかありません!
しっかりした底回りが男らしいスタイルを演出してくれます。
さてさて、本題はここからなのです。
先ほどの写真だと靴に詳しくない方から「違いがわからん」といわれても仕方ありません。
そこで、こちらはトゥの形状を並べてみました。
上が『CARMINA』で下が『TRADING POST』のものです。
同じラウンドトゥでありながらあくまでこぶりにまとめてドレッシーな『カルミナ』に対し
オリジナルはトラッド。ダブルソールとの相性も良くカジュアルにも使いやすそうです。
……それでもわかりにくいですか。
ではこれならどうでしょう
横から見るとわかりやすいですね。
『カルミナ』の一気に立ち上がる甲のラインに対しオリジナルはなだらかに。
バックルの位置は『カルミナ』が深めなのに対しオリジナルは比較的浅めの設計。
ソールは大きく違っており華奢な前者に対し、オリジナルはダブルソール。
一口にダブルモンクと言っても、「かなり」違うのです。
ぜひ、この2足を実際に履き比べていただきたい!
おんなじなのにぜんぜんちがう、ダブルモンクにチャレンジしてみませんか?