朝夕のひんやりした空気に気持ちを引き締められる時期でございます
ついでに夏の暑さでふやけた体も引き締めるべく
ひさびさにタンスから三つ揃いを取り出してまいりました
繰り返す季節と流行の変化の中、ふと顔を上げると
クラシック回帰路線をたどる昨今のメンズクロージング
こういう気分の中で足元に欲しいのは
単にあの頃の焼き直しではない、今日のクラシック
落ち着きと重厚感がありつつ
周囲に埋没しない存在感を持つ靴ではないでしょうか
たとえば
スペインの靴メーカー『カルミナ』による
[ミュージアムカーフ]という素材を使用したこちらの一足
まずは革の質感と色合いが目にとまりますね
[Burdeos(ブルデオス)]という赤味がかった色ですが、
この雰囲気は[ミュージアムカーフ]ならではのもの
一足ずつ濃淡が異なります
すでに定番の黒靴や茶靴をお持ちの方にもおすすめのカラーです
木型には極端なクセがなく、様々な御足型にフィットしやすい形です
また、長すぎず短すぎない形状は成熟した落ち着きを感じさせます
履くごとにフィット感が増し、風合いもエイジングによる変化が楽しみな一足ですね
- 素材:Museum calf
- 色:Burdeos
- 底材:Tomir
- 製法:Goodyear
- 価格:¥81,000(税込)
ある時期にはコスプレと揶揄もされたクラシック路線の服装ですが
こうして再び日の目を見る時が来ようとは……!!
様々な盛衰を経て醸し出される、落ち着きと重厚感
数ある中でも確かな印象を残す、存在感
深まる秋におすすめの一足でございます